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URBAN MILITARYシリーズについて解説その①

こんにちは高橋です。随分久しぶりのブログ更新💦今年は定期的に更新していきますよ!

今回は、新発売中のURBAN MILITARYシリーズについて解説します。

長いので何度かに分けて投稿します。

URBAN MILITARYとは?

そもそもアーバンミリタリーって何?って方も多いと思います。

自分もフワッとしたイメージで、おしゃれな軍物?くらいの感覚でしかなかったので(笑)

それもその筈、URBAN(アーバン)は都市や都会、MILITARY(ミリタリー)は軍、軍人という意味。

都会の軍人?都会と田舎で制服違うの?都会攻撃する時に着るの???って思いますよね。

これ造語で、都会的で洗練されたミリタリーテイストのファッションという、定義もないフワッとした言葉です。

今までのミリタリーアイテムが持つ形や機能性は保ちつつ、土臭さを消した物がアーバンミリタリーと解釈して差支えないと思います。

イメージとしてはこんな感じ(*画像は借り物です)

LINHA URBAN MILITARY SERIESとは?

リーニアで今まで展開していたMSB(MILITARY SYSTEM BAG)シリーズは、軍物のバッグやポーチの持つ機能性や形状を、釣り向けにアレンジした物です。その為、形や色、生地、付属パーツは軍物と全て同じでした。

今回のアーバンミリタリーシリーズは、MSBシリーズの機能性は損なわずに、細部の形や生地を見直す事で、アウトドアは勿論、タウンユースでも違和感なく馴染むように再構築しているのです。

生地について(TPU防水ファブリック)

以前から、一部ユーザー様やテスター様に「もっと防水性の高い生地でバッグを作って欲しい」というリクエストをもらっていた事もあり、今回のシリーズには防水性のある生地を採用しました。

バッグ向けの防水生地で、最も一般的な物はPVCターポリンですが、今回は敢えて採用していません。

生地が重いのと、リーニア製品で多用するバータックステッチ(強化ステッチ)に耐えきれず針穴部分から破れてしまうからです。今回我々が採用したのは、ポリエステル生地にTPUコーティングを施した防水生地です。

 

TPU(熱可塑性ポリウレタン)はスマートフォンの保護ケースなどにも利用される応用分野の広い樹脂素材で、高い防水性だけでなく、加水分解による劣化が従来のポリウレタン樹脂(生地の裏側に塗られている半透明のコーティングで、加水分解による劣化が起こるとベタベタしてしまう)よりも起きにくいので、軽量ながらも強靭で長持ちする素材です。これを基布に塗布する事で高い防水性能を持たせているのです。

MSBシリーズで多用している1000D、500Dナイロンよりも生地の強さでは劣るものの、必要十分な強度があり、防水性も高く、劣化が起きにくいという事で、採用いたしました。

 

生地の質感もマットで高級感が有るので、タウンユースを視野に入れたこのシリーズにピッタリです。

カラーも迷彩色を使わず、定番のBLACKと、マットで落ち着いたコヨーテブラウンの2色展開となっています。

 

次回は、各モデルについて解説したいと思います。

それではまた!